【福祉サービスが必要になった方向け】家族が認知症になったとき

自己肯定感
相談員
相談員

こんにちは!相談員です。

ある日、自分の親が認知症になった時。

戸惑い、寂しさ、不安、悲しさ、さまざまな感情が押し寄せることと思います。

混乱の中、気持ちの持っていきかた、これからやらなければならないこと、

頭がいっぱいになることと思います。

この記事では、家族が認知症になった時の対応について書かせていただきます。

さまざまな福祉サービスと繋がるために

“携帯の通話電源を切り忘れたままで高額請求がきてしまった”

“約束をしたけれど、誰とどこへ行くのか内容を忘れてしまった”

家族、老親のケースが多くだと思いますが、

物忘れが、だんだん増してきたり、これまでと様子が違うと感じたら、

『物忘れ外来』の受診がおすすめです。

お住まいの近くの病院で『物忘れ外来』がないか電話で確認、

もしくは、脳外科や内科等で既に、かかりつけの主治医の先生がいらっしゃるのであれば、

地域で認知症外来があるか質問し、紹介していただくことも1つの方法です。

今後、介護認定を受ける際に、「主治医の意見書」が必要なため、

その点も併せて質問することも大切です。

物忘れ外来受診前の電話相談

物忘れ外来のある病院では、電話での相談窓口が設置されている場合が多くです。

電話口で、どのような症状がいつ頃からあらわれているか等を、

保健師や医療ソーシャルワーカーに電話口でお伝えいただき、

医師の診察ご希望の場合に、具体的な来院日時の予約調整になります。

ソーシャルワーカーによる対面相談での聞き取り

ソーシャルワーカーによる対面相談の際は、

どのような症状であるのかだけでなく、

より具体的に、空気感も含めて、

現在、ご本人を取り巻く環境がどのような状況であるのかを、

ソーシャルワーカーは確認します。

どのような社会資源と繋がっているのか、

もしくは繋がっていないのか。

介護認定は受けているのか受けていないのか。

周りに協力者はいるのか、いないのか。

自然な日常会話からスタートし、

信頼関係を構築することを目指し、

伴走者として信じていただけるように、

ご本人に誠意を持って対応し、

ご本人と医療、福祉サービスを繋ぐ業務を担うのが、

社会福祉士(ソーシャルワーカー)です。

2025年に迎える超高齢化社会

2025年になると、日本は超高齢化社会を迎えます。

2023年現在約800万人の団塊の世代が全員、

2025年に、後期高齢者(75歳)以上になります。

日本国民5人に1人が後期高齢者という超高齢化社会です。

認知症になるのは、

稀なことでも、運が悪いことでもなく、悲観することもなく、恥ずかしいことでもなく、

そして、他人事でも決してありません。

大切なことは、困っているという事実を公開すること

ご家族が認知症になった時、

なるべく早めの医療機関相談が大切です。

家族だけで抱え込もうとしないことが大切です。

親族、友人、病院、医師、役所、ご近所、地域に支えてもらうこと、

支え合えることで生活しやすい環境になります。

まとめ

大人笑うな来た道だ。子ども笑うな行く道だ。

と、昔から言われるように、「老い」と「死」は誰にでも訪れます。

目の前の誰かを大切にすることから、支え合いが広がることを切に願います。

タイトルとURLをコピーしました