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こんにちは、相談員です。
離婚後、就職先で「シングルマザーであることを職場で公表するかしないか」迷われている方、
いらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、職場でシングルマザーであることを公表するメリットとデメリットを書かせていただきます。
はじめに
シングルマザーであることを知っているのは、採用に関わった人事関係者のみです。
シングルマザーであるという事実は、個人情報です。
履歴書を見た面接官、人事関係者のみが知り得ている個人情報です。
周囲に知られたくない場合、知らせないままでいることも可能です。
お子さんなしで離婚をした人の場合は、離婚を職場で周囲に知らせることは、
再婚を希望していることを広めるため以外には、意味もメリットもありません。
しかし、シングルマザーの場合、
周囲にシングルマザーであることを知らせておくことは、メリットがあります。
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シングルマザーであることを公表するメリット
有給取得の際、理由報告の義務は、課せられてはいません。
しかし、有給取得の際、周りに理由を伝えてから休む人は多いのではないでしょうか。
そのため、シングルマザーであることを普段から周囲に公表しておくと、
事前に理解が得られるというだけでなく、
休む側の本人としても、周囲に対して申し訳ないと感じる精神的負担が軽減するメリットがあります。
シングルマザーでなくても、お子さんがいらっしゃる場合、学校行事参加のためだけでなく、
お子さんが体調を崩した等で職場から迎えにいかなければならないことはあります。
仕事を休み学校行事参加や、緊急時に迎えに行く、お父さんは少しづつ増えてきています。
シングルマザーは、ワンオペ育児が基本形です。
母であると同時に父であり、一人二役です。
どうしても、休みを取得せざる得ないことが多く、
周囲に対し申し訳ない気持ちを持つことが多いため、
感じる必要のない劣等感まで感じているシングルマザーはいます。
シングルマザーであることの公表で精神的負担は、和らぎます。
自己肯定感を下げてしまうことも、防げます。
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公表するタイミング
シングルマザーであることを公表しようと決意したものの、
いつ、どのタイミングで公表すれば良いか悩む方もいるのではないでしょうか。
初日に公表し、堂々と働くことが精神的負担がないと思いますが、
職場の人間関係等の空気感を読んでから、少しづつ公にしていく方が良い場合もあります。
場面をシミュレーションすると、就職し、周囲と仲良くなると、
大概、お子さんがいる者同士は、お子さんの話になります。
お子さんの性別、年齢、今好きな遊び等々、、
その時に、自分側から話さない限り、子どもがいる=既婚者と誤解される確率が高いです。
公表して、本当に理解してくれる同僚と付き合うようにすることが、結果、今後のためにもなります。
シングルマザーであることを、受け入れてくれる職場は、良い職場です。
自分が受け入れられたと感じたら、
次に、自分もその職場で誰かを受け入れることができるようになります。
連鎖して、職場はますます良い環境になっていくはずです。
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公表するデメリット
シングルマザーであることを公表するデメリットも場合によっては、あります。
シングルマザー狙いの既婚者の男性や、遊び目的の独身男性が職場にいる場合です。
再婚できたらいいなと思っているシングルマザー、
お子さんにお父さんを作ってあげたいと思っているシングルマザーの方、
職場以外だけでなく、職場でも危ない男性には要注意が必要です。
シングルマザー狙いの既婚男性は、
結婚歴のない独身女性からは相手にされないけれど、
シングルマザーは心細いだろうからガードがないだろうとか、
再婚願望がないかもしれないと、都合が良い女性として近寄ってきます。
遊び目的の独身男性からは、結婚相手としては見ないけど、遊ぶだけなら、
経済的にも精神的にも自立していて都合が良いと思われることもあります。
公私の場ともに、お子さんと自分を守るため毅然とした態度が大事です。
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まとめ
公表するメリットとデメリットがあります。
私自身は、これまで、折をみて公表してきました。
上司が、私に事前に確認をとることもなく、
飲み会の席で、私がシングルマザーであることを
勝手に話してしまっていたような、コンプライアンス意識の低い企業もありました。
周囲にとっては、さほど重要なことではない場合もありますが、
本人にとっては、重要かつ繊細なテーマです。
デメリットの内容が原因で、自死を選択した友人も実際にいます。
気をつけているから100%大丈夫ということは、ありません。
シングルマザーを公表する際は、
【自分は今、危険な男性が近寄ってきやすい状況にある】ということを、
自分自身が再認識することが必要と思います。